通信制高校について

不登校のお子さんの進路選択として、よく”通信制高校”の名前が挙がってきます。
でも、親の時代にはあまりメジャーではなかった通信制高校、どんなところなのかイメージがつかなくて、あまり積極的な選択肢と感じていない方もいらっしゃるかもしれません。
実情をあまり知らない学校の先生や周りの大人たちが、「このままだと行けるところは通信制高校くらいしかなくなる」のような言い方をされる方もいます。正直、残念な発言です!!

通信制高校は、確かに、不登校だったお子さんにとっても入りやすい、行きやすい学校ではあります。
体力・体調に合わせて学ぶことができたり、メンタル面のサポートがしっかりしていたり、数学・英語などといった教科は最低限の学習をしながら他の特色ある学びができるところもあります。
フリースクールに近いスタイルをとっているところもあります。

通信制高校と一口に言っても、スタイルは様々。
オンライン中心でテストとスクーリングをクリアして卒業できる学校、週2、3の通学もする学校。週5通う学校。
通学も朝から行くところもあれば、午後からクラスのある学校もあります。
全日制高校よりも多種多様で、自分の現状と未来像に合わせて選ぶことができます。

私たちとしては、全日制高校・公立高校も悪くないと思っていますが、通信制高校のメリットも沢山感じています。
入試のハードルが低い分、無理をしなくていいこと。
自分の思い描く未来像に合わせて選ぶことができること。
アルバイトや自分の好きなことと両立できること。
などがあげられます。

デメリットとしては、大学受験をしたい時、共通テスト受験が課せられている場合、必要な教科が高校の授業にない場合があります。
教科があったとしても基礎どまり(教科書の半分だけで終わる)なども多いので、大学受験のための勉強は自分で行う必要が出てきます。

ただ、「通信制高校に行ったら大学受験できないのではないか」と思い込んでいる方も少なくないんですね。
通信制高校だから大学に行けないということはありません。
今はかなりの数の学校で「指定校推薦」の枠を持っていたり、姉妹校の大学・短大・専門学校に優先的に入れるシステムがあったりします。

ちなみに、私たち共育オアシスあいぎふ自由学校の代表ひろし先生も通信制高校(ぎふ国際高校)出身。
あやちゃん先生の長男さんも、通信制高校(ぎふ国際高校)出身で現在は大学生(法政大学)で、アルバイトに勉学にキャンパスライフに忙しくお楽しみ中です。

中学生になって不登校でこの先のことで悩んでいる方もいるかと思いますが、選択肢が沢山あるということ、そしてその先もいろんな世界が待っているということを知っていただいて、肩の力を抜いて今を過ごしてみて欲しいと思います。

ということで、不登校のその先にあるものってどんな世界?何をどう考えていけばいいの?今できることは何? というお悩みの解消のために、不登校勉強会を開催いたします。
4月29日(土) 10:00~15:00
5月7日(日) 10:00~15:00
どちらも会場は岐阜市長良の共育オアシスあいぎふ自由学校教室内。
GWでもありますので、お子様と一緒に岐阜に遊びに来がてらいかがですか?
会場のスクールでは別室でお子様に過ごしていただくこともできます。
詳細、お申込みはこちらから→ 共育オアシスHP

通信制高校として有名なN高でも、大学進学人数が公表されていましたので、共有いたします。→ 大学合格実績 | N高等学校・S高等学校(通信制高校 広域・単位制) (nnn.ed.jp)

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