お子さまの不登校に悩めるお母さまへ

あいぎふ・自由学校創設者のあやちゃん先生こと高崎文子です。
今年は「不登校でも大丈夫！不登校のHAPPY子育て」をテーマにブログをお届けしていきます。
こちらはアメブロにて日々投稿しているブログと同内容となっています。

私の経験や考えが必ずしもすべての人に当てはまる訳ではありませんし、何か「これが正解です」という訳ではありません。
これまでに沢山の生徒保護者と接し、またわが子が成長した中で、「こう考え行動したてみた結果、良かったですよ」ということの共有です。

長男は小学生の時、転校・いじめで一時不登校となりました。
彼の場合は３か月ほど休んだのち、自ら「このままでは何も変わらへん」と言って学校へ復帰していきました。
そして、小学校の時にいじめた上級生・同級生のいる中学へ行くことを避けるため、私立中進学の道を選びました。
今は大学生生活を謳歌しています。

次男は文字が苦手で周りに比べるとマイペースで発達ものんびり。
小学校３年生くらいから行き渋りはあったのですが、小４から本格的に不登校となりました。
中学は長男と同じ私立中に憧れは持ったものの勉強せず不合格。
その結果を基に、中学は「行かない」と決め、フリースクールで過ごしました。(全て出席扱いです)
そして現在通信制高校で学んでいます。

私たちの子育て、フリースクールで出会った沢山の親子、学習塾での生徒たちとの時間、その中での経験は、みなさまのヒントになることは間違いないです。
ただ、その通りにできなかったとしても、「私がダメなんだ」「うちの子はダメなんだ」と自分を責めることのないように。

では早速ですが本題に。
今日は「前書き」みたいなものです。気楽に読んでくださいね。

2016年、丁度息子が不登校になった頃、全国の不登校者数は
小学生で27,581人で、在籍者数に占める割合は約 0.39％
中学生は98,428人で、在籍者数に占める割合は約3.2%
合計で126,009人で、全体の在籍者数に占める割合は約 1.25%でした。

最新の文部科学省の調査（2023年度）によれば、小・中学校における不登校児童生徒数は過去最多の 346,482人となっています。

その内訳は　小学校: 130,370、中学校: 216,112人です。

これは、児童生徒全体の約 3.7% に相当し、前年度（2022年度）の299,048人から約15.9%の増加となります。

不登校の増加は11年連続で、特に小学生の増加率が顕著です。
2024年度ももっともっと増えていると言われていて30万人を超えてきていると言われています。

最初にこんな数値を出したのは、今お子様の不登校で悩まれている親御さんが孤独感に苛まれている現状があるかと思うのですが、決して「あなたのお子さんだけではない」「あなただけではない」ということを知っていただきたいのです。
これだけの増加率であることから、不登校の子たちの受け皿であったり、進路の選択肢に関してもどんどん進化し増えていることを知っていただき、少しは安心していただきたいんです。

8年前はフリースクールへの通学を出席扱いしてもらうために随分と学校とやり取りをしたり、教育委員会に相談したりしていましたが、今はほぼ９９％の学校が出席扱いにしてくれています。
学校は不登校だけれども塾に通っている場合も同様に、出席扱いにしてくれている場合もあります。
さらには教科学習などを行っていた場合は、成績にも反映されるようになりつつあります。
つまり、不登校に対する学校の対応や取り巻く環境も、不登校のお子様や親御さんにとって8年前よりも柔軟になってきているんですね。

子どもたちは「教育を受ける権利」があります。

大人側には「教育を受けさせる義務」があります。

けれどもその教育とは「義務教育校へ通わせること」という訳ではありません。

「お子様が嫌がっている学校へ通わせること」に固執せずに、親子でどんな毎日を送るか、人生の先輩としてお子様に何を伝え、お子様と共にどんな未来を切り開いていくか、ということに視点を向けていただきたいと思います。

「学校へ行きなさい」と言ってはいけないとか、「何で学校へ行かないの？」と追及してはいけないとか、いろんな情報がありますが、言ってしまう自分、思ってしまう自分を責めないでください。
無理やり学校へ引っ張っていってしまった。そんな経験がある方もいるかと思います。
親は通る道です。私も息子らに言っていた時期があります。
そこで一旦立ち止まって、「何で学校へ行って欲しいと思ってしまうのか」ということと向き合ったり、何に対して不安を持っているのかということを見つめてみる。

そこがスタートです。
そこから先、葛藤しながら一歩一歩前に進んでいるうちに、それまで自分の知らなかった世界がきっと開かれて行きます。

ですから、是非、このブログも読み続けてみてくださいね。

このブログでは、私たちの8年間の子育て、フリースクール運営、親御さんの相談に乗ってきた経験、学習塾での経験などを通して、見聞きし、体験し、感じてきたことをお伝えしていきます。

今悩まれている親御さん、お子さんが、1日も早く前を向き、明るい未来に一歩踏み出せるよう、その後押しができましたら幸いです。
昨年まではあいぎふの日常をチラホラ不定期発信していましたが、今年は皆さんのガイド、ナビゲーターとして共に歩んでいきたいという思いから、定期発信いたします。
アメブロでは基本的に、月・水・金の発信となります。
気になる方は読者登録してご覧くださいね。

ちなみに、今年は「不登校でも大丈夫！不登校のHAPPY子育て論」という電子書籍を出版したいな～と思っていますので、取り上げて欲しいお悩み相談、質問等ありましたら、是非メッセージくださいませ。

あなたもお子様も大丈夫！
一緒に未来を切り開いていきましょう☆